うーん、これはいいのか？。
この作品自体浪花節なんだから、あからさまでもいいからもうちょっと話を整えて見せてくれてもよかったような気がします。いくら特訓をしたからって、鈴音があれだけやられて最後にどかんってのはどうなんだ？。発勁を唐突に出しますし。前回蘭vs春楊の時にも発勁でアレだけ騒いだんだから、当然鈴音も意識していたであろうし、だからこそ今までに片鱗でも見せてくれてもよさそうなんだが。春楊もあれだけ曹家八極拳の奥義を極めているんだから、いくら毛家の拳法を練習してある程度習得したからって鈴音を最後の最後で勝たすって、そりゃなにか？、拳法を極めることについてあれほど神経質に扱ってきた今までの描写はいったいなんだったんだ？と思わざるを得ない。毛混を怒らせたからといって収まりがつくんだろうか？。春楊・鈴音・蘭の中ではいちばん拳の道をわかっていそうな春楊のあり方に毛混が気がつかなかったってのもアホとしか言いようがない。春楊は中国修行で悟り、むしろ今回曹家八極拳を毛家居合拳に比肩する立場にまで高めたのに、台無しにしてしまった感が。ストーリー構成上鈴音が勝つことには何の異議もないんだけど、これはちょっと酷い。鈴音をぜんぜん高められなかったわけでもないんだけど、拳の在り方や姉妹間のいろいろとかにほとんど迫れてませんでした。別に私が春楊ファンだからと言うわけでもなく、今回はオリジナル展開（なのか？）にするぐらいの気持ちで整えて欲しかった。
しかし毛混のヤケ酒、大吟醸なのにMADE IN CHINA 45元ってのは？。
