スターシップ・オペレーターズと女性視聴者層

 たいした事はないのですが、昨日は長かったので今日はさらっと流すことに。
 川瀬浩平氏がF1層も視野に入れているだろうということを以前書いたのですが、さて本当にターゲットなのかどうか。そもそもF1層というのは、自分の趣味に対して自分の金を自由に使える層なのでうまく引き付けられればDVDなどの購入層になりうるということです。化粧や服にあれだけ無駄な金を使うんだからアニメにも金を落としてもらおうということなんでしょう。もっとも大きなお兄さんも趣味のためには湯水のように金を使ってくれることには変わりないわけで。
 若干の女性陣の萌え描写はあるものの、やはり抑制された作品作りのような気がします。しかし男性陣に魅力的な描写が少ないような気がしました。キスカはいうに及ばず、最近ではタカイはキレていましたし。シントは今一影が薄い。やっぱりタカイの英雄的行動以降はぱっとしません。“お伽草子”を見ていたのですが、公式HPには女性の書き込みが大半でした。なにしろ深夜帯だったので、この作品を女子が見ていること自体が不思議ではありましたが。この作品は女性が主人公ではありましたが、それを支える脇役の男性が魅力的に描かれていたのがよかったのでしょう。女性に対して一途なのもポイントが高いのだろうか。見事にF1層の獲得はできていたようです。あとから考えてみると納得といったところでしょうか。
 振り返ってこの作品を考えてみると、どうなんだろう。シノンはいかにもアイドルという設定だろうから受けは悪いのかな。ミユリのように一つのことに熱中するのはいい描写と思うんだけど、オタクっぽいということなんでしょうか。アレイは粗野を目指す女子に受けてもよさそうですが、あざとい?サンリはぶりっ子だと見られてもおかしくないから女子の受けが悪くても不思議はありませんが。ユキノ・アキホは媚びてる感じがだめなんだろうか。イマリ・リオ・レンナ・セイは落ち着いた感じがしていかにも仕事ができそうな感じだけど、特に女子に受けが悪いとは思わないがなぁ。女性陣の描写は一長一短といったところでしょうか。そうはいっても専門用語は多いし、やっぱり女子の取り込みは難しいような気がします。どうしても女性視聴者を獲得したいんなら、ガンダムSEEDシリーズのようにホモを想起させるような描写が必要なんだろうか。
 原作の表紙を書店で見ましたが、ちょっと女の子は引くよね。