今回のふむふむのお供は、視聴が延び延びになってた作品群。ちなみに今回のふむふむは久しぶりにLv100まで倒した。3000位以内にも入ったからフルマカで、これも久しぶり。ふむふむの下位SRはステータス低めなので、叩くのもLv50まででレイドのSP分だけでも十分ではあるんだけどね…。
星ニナ#1~4
BE-LOVE連載漫画のアニメ化。BE-LOVEといえばちはやふるだと思うんだけど、続編やらずに別作品をアニメ化したんだね…。アニメの導入部を見ると主人公が処刑されそうな雰囲気なんだけど、#4まで視聴したらなんらかのミスリードのように思える。アレだけ見たらなろう原作の転生モノっぽく見えちゃうよね。
なんか割と琴線に触れた。ストーリー自体はありきたりではあるんだけど、主人公は一般家庭で父母の愛情を受け取っているっぽく、両親死亡によって孤児、で、死んだ王女のなりすましなので、単純な王子と乞食みたいな話でもない。経済的貧困状態から王女のなりすましという展開だと、フツーの人だったら豊かな状況に目がくらんで相手の言いなりになるはずが、まぁこのへんが絶妙なんだけど主人公はお転婆であまりおとなしくまとまってない。このへんが主体性のおかげで自己を確立する流れになっていて、この辺の構造が個人的には面白いんだけど、上っ面を眺めると世界名作劇場っぽい単純な話のように見えるし、主人公がなりすましとしてかどわかされるそもそもの目的であった他国王子への輿入れということから逃れることはできなかったわけなんだけど、たとえ結果は変わらなくとも自己決定権だけは死守するってあたりなかなか考えさせられるものがある。
来世は他人#1~4
アフタヌーン連載漫画のアニメ化。設定自体はよくあるヤクザ社会を舞台としてるんだけど、キャラのメンタリティに軽妙さを加えたコメディともシリアスともつかないこれも絶妙なバランス観。まぁアフタヌーン連載からのアニメ化だとハズレはないでしょとは思うし、今のところ楽しめているんでこのまま継続。
ただ、よくわからんのはキャラにリアリティが感じられないというか、まぁ自分にヤクザの知り合いがいるわけでもないのでリアリティというのは言い過ぎというか、自分に対する説得性に疑問を感じてしまうのが気になったというか。ただ、この作品の目指すところがヤクザ社会のリアリティではないというのがわかるので、そのへんは自分の中で切り捨てて楽しむのが吉という感じかねぇ。要するに一般とはかけ離れた状況で、ヒトはどうふるまうのか…みたいな問題提起のところでは十分に面白いから問題はなさそう。
デリコス#8・9
誘拐された子供が救出されるの巻。うーん、よくわからんな。今回、子供の救出のために、主人公が前回相手に手も足も出ずに一族の総帥や子供を奪われ自分も大けがをしたほどの強敵なのに一般兵を突っ込ませてその兵が無駄死にしたり、一族の総帥も必ず守らなければならない秘密を、子供を殺すぞと脅されてペラペラしゃべったりと、明らかに意図的な流れにしてる。つまり、どうせ強敵を倒すのは主人公達なのだから一般兵は猟犬の役割(犬たちだけで勝てないのに犬を無駄死にさせるバカはいない)だけをさせる話にしてもいいし、総帥が秘密をペラペラしゃべる前に主人公が救出に現れ、秘密は明かされないままという話にもできるハズ。なのにしてないというのはそこに含めたメッセージがあるわけ。
例えば、なんの考えもなしにこういう話を見たら子育て厨は「子供のためには何を犠牲にしてもよい、マンセー」と狂喜乱舞する展開に見えるだろうし、自分のようなヒネた視聴者は「これこれ、貴族の子育てのために弱者が犠牲になる構造だよなwww」と思っちゃうわけで。視聴者の立場によって真逆の解釈が成り立つ作りになってると見た方がよさそう。