今日は余裕があるのでちょっと多めに。いちおう最新話メイン。

しかのこ#8

 基本はいつも通り。ギャグにキレはないけど、世界観に慣れてきたせいかこれもアリかなという程度にはなっている。

魔王軍#9

 やっぱり人間と魔族の共存に主人公がこだわる理由がわからんのでフックしない。今回は主人公が魔族の代表として人間側の交易都市と交易関係を結びに行って婚姻関係をもちかけられるのだけども、シナリオはともかくその構図自体は面白いと感じた。なんつーか、やっぱり魔族の異形の姿はわかりやすさ優先でしかなく、本当なら現実世界の多民族だとか文化文明を異にする他の勢力の記号でしかないよな…。

ふたきれ#7

 双子姉妹同士の争奪戦仕切り直しで、激化するのではなくて小康状態。リアリティとまではいわないんだけど、日常描写としては自然なのでやはり個人的には評価高め。読者が主人公に自分を重ねて疑似恋愛を楽しむってスタイルだと思うんで、男の妄想全開って感じなのだけども、割り切ってそこを受け入れたら全然楽しめる。


アーリャ#8

 なんか人気は下降気味らしい。自分に言わせりゃ最初の評価が高かったのが不思議なくらい。前にも言った通り原作自体が@すみぺにカスタマイズされた作品なのでそれを楽しめるかどうかだな。ロシア語要素は物語中でもわかる人にだけ分かればよいというスタイルだし、作品全体の構造もそうなので必然性がないし、今やってる生徒会選挙も、学校生活でなんでそんなに生徒会長になることが至上命題になってんの?って感じで一般性が薄い。
 @すみぺは頭の固い優等生キャラを演じることが多かったしロシア語も“らしい”のだけども、最近は演技の幅が広がってきたので今更過去の特色にこだわるのはもったいない。シナリオはまとまってはいるけど、これまた前にも言った通り俺ガイルとか友崎のクローンでしかないので見飽きたって感じだよね。

推しの子#19

 劇中劇続き。キャラの役者人生とのリンクはなかなか深みもダイナミックさもあって見ごたえはあるんだけど、メインミッションがどっかいっちゃってるのがなんとも。2.5次元劇が遠めだと何やってんのか役者の細かな演技まで観客は見られない…というのを映像でもちゃんと表現してるのでこれには感心したけど、だからこそ2.5次元劇がなんでそんなに人気があるのか良さがさっぱり伝わってこなくてコレも良し悪しやなといったところ。

デリコス#3

 状況がちょっとずつ進展してた。うーん、前回はまとまりの良さが伝わってきて感心してたんだけど、ストーリー自体はそんなに面白くはないので今回それが大分表面に出てきた感じ。あと、使用人たちの家族(彼らの子供の様子)を描かずに、主人の子育てを無条件で礼賛してるのがやたら気持ち悪かった。使用人って住み込みが多かったから家族を持てずに一生を終える人も多かったし、このへん現代日本の子持ちが小梨を搾取してる構造と相似形なんだけど、今のところそのへん批判性が無くてちょっとがっかりかな。