終末トレイン#11

 主人公たちが目的の友人と相まみえるが、相手はこちらを覚えておらず…。世の中を壊してしまってその責任を取りたくないから壊れたまま現状維持、その実どんどん世の中が壊れていくのに保身のみで行動なんて、どこの極東の国の自民盗?って感じだが、ポニテヒロインが友人に投げかけた言葉を謝る謝らないの話になってるけど、もうそんな話でもないよね…。
 この作品でいう7Gは、この段階でも小鼠カイカクのメタファーなんだろうなと思うし、世の中がどんどん壊れていくのに、壊した張本人は壊れた世の中を治すどころか不可逆なところまで世の中を壊し続けているあたり、岸田に至るまでの自民盗のあり方なんだろうなとかそんなの。となれば、最終回で壊れた世の中を治すには…ということが語られるのかな?。まぁええとこ、処方箋など示されず、これから頑張って世の中治していきましょーみたいなところあたりで終わりそうな予感はするが。

第七王子#11

 ラスボス戦続き。引っ張るねぇ。とはいえ、今回は技術が権力を上回るというのがメッセージとして示されて、これがこのアニメの本筋なんだろうなという気はする。ただ、現実にはそんなことはありえないし、技術をどう使うのかということは使う人の意志次第なので、本来同列に扱うべきものでもないので、やっぱどっかズレてるような気はする。
 結局フィクションなので、作品にどのような主張を込め、そのためにどんなキャラにどんなシチュエーションで勝たせるのかなんてのは原作者の胸先三寸でしかないので、クライマックスに至るまでの蓄積でちゃんと視聴者に対して仕込むという行為をしなければ、いくら主張に見るべきところがあったとしても見てる(読んでる)こっちは唐突に感じてしまうし、唐突であるからこそ説得性は持たせられないよね…。今まで気づきもしなかったことを築かせるためのミスリードでもないし、やはり印象としては映像で頑張っても正直…といったところ。

狼と香辛料MMTWF#11

 金の密輸作戦で、もうちょっとのところですべてうまく行くはずが…の巻。うーん、ここまで視聴してもこのエピソードを過去作で見たのかどうか記憶にない…。のだけども、武具の仕入れで大損こいて、金の密輸でなんとか穴埋めになる…という筋書きがイマイチピンとこないので、そのへんどうにも。金策に苦労する前回あたりのエピソードとかそれなりにドラマとしては悪くないけど、根拠地を持たず、根無し草の行商人が破産したら基本アウトなのでは…。
 そろそろ1クール終わるけど、たしかに作り直して映像も演技も向上してクォリティは上がってはいるけど、原作を大幅に改変するわけでもなく、なので、大きなストーリーでは本質を変えることができないから前作を見た人は見ないでも困らないかなーという感じかな。

出来そこ#12

 前世からの因縁のヒロインを救ってEND。もうちょっと目から鱗が落ちる様な展開とかメッセージの提示が行われるかと思ったら、無難なまとめ方。結局因縁のヒロインのいとこかなんかが真のラスボスではあったわけで、国のトップになることだけが目的で、トップになって何かやりたいことがあるわけではないというのは、自民盗の総理大臣レースでの権力闘争と何ら変わりがなくて、おそらくこういう現実社会のメタファーとして提示するのが目的だったんだろうけど、個人的には大分見飽きたなーという感じ。ただ、こういうテーマを扱うのであれば、もうこういう結論にならざるを得んだろうなとは思うんで、物語を〆るにあたってこれがダメだというつもりもないかな。こういう王道から逸れれば逸れるほど読者置いてけぼりになっちゃうし…。
 あとは、使命として人を救うと精神的にもしんどいから、自分が救いたいように救う、当然救わない人がいても気にしない…と言うのも最近のトレンドを押さえてるといったところか。主人公自身は既に結論が出てたから、作品内のエピソードではことあるごとに過去がフラッシュバックしてくるなどの形で何度か提示されるわけだけど、このへんエッセンシャルワーカーで精神的なダメージを受けた層にはまぁそれなりに刺さるんじゃね?という感じ。
 作品として見た場合、なろう系ご都合主義ではあるんだけど、やはり結論として示されるテーマが秀逸だったから割と拾いモノだったなーという評価。最初の2~3話ではコリャダメだという感じだったけど、いちおう途中からひっくり返してくれたという。

Lv2チート#10

 辞職した魔王が居候にやってきて…という話。次回から二連続で温泉回のお遊びが続くので、形の上では今回がクライマックスだったのかなーという。もちろん違う価値観の者たちが共存するためには…というテーマもそれなりに丁寧に説明されていて、これが本筋だとは思うんだけども、それより、魔王を受け入れるにあたって全会一致の形をとり、不満がありそうなものにも丁寧にフォローを入れる…という民主主義の基本を押さえていたのが印象的だった。もちろんこれは痛烈な自民盗政治批判であって、議決権を持った構成員を数の暴力で自分が有利なように押し通すように買収もするし、押し切れば既得権益を引っ張り込んで私腹を肥やし放題の今の日本に対してのアイロニー
 追放系のんびりなろうとして真の仲間と比較すると、あちらは割とエクスキューズ風味が強かったけど、こちらはあんまり理屈をこねまわしておらず、直球勝負という印象やね。こっちは最初そんなに期待してはいなかったけど、悪くないのでは?と思い始めたのも遅くなかったし、じわじわくる形で好印象のまま視聴を終えそう。