放課後のプレアデス 第6話

 紫フレアの担当回はやらないのかな。
 宇宙船の危機を乗り越えるの巻。正直何が起こっているのかよくわからないのであやふやな妄想を垂れ流してもしょうがないのだが、むしろ妄想垂れ流しが本サイトの本領なので間違い覚悟でいろいろ考えてみたい。とはいえ、詳細を明らかにしてないのはそれこそ製作者の思惑なんで、簡単に読み解かれるようなことはしてないはず。しかし宇宙船デザインは貞本かよ。懐かしい名前。
 白みなとゝ角みなとの関係だが、後に残されたのが花だけだったことから類推すると、おそらく彼らは会ってはならない関係であったはずで、それがSFを基にしている本作だと反物質を連想させる。物質とそれと対になる反物質が出会うと、対消滅して莫大なエネルギーを発生して消えるというもの。そもそも反物質がなぜ出来るのか?という説明に、水面に石を放り投げると水飛沫が発生し、その水飛沫と同じだけの泡が水中に発生すると考えられるから、その飛沫と水中の泡が物質と反物質の関係だというのを前に見た。今回の描写はそれに相当するのではなかろうかとは思った。まぁ別に厳密に理論どおりにしなくてもよいし。所詮SFでしょ。
 今まで白みなとゝ角みなとの関係は、主人公達の通常Ver.と魔法使いVer.と同じ関係じゃないのか?という問いに答えた形になっていて、そうではないということになったが、かといって白みなと≠角みなとか?ということについてはギリギリ保留にはしたのわけで、次話以降お邪魔キャラとしての角みなとが現れるかどうかはちょっと自信がない。
 選択云々の話があったが、そりゃ自分の意志で目標を決めてそれに向かって努力っていうのは美しくもあるんだけど、その自分の意思ってのは多分にしてその人の錯覚に過ぎず、そういうのが見つかったところで能力的に達成不可能な場合もあるし、能力が十分でも運不運で達成不可能って場合も多々ある。その目標もたまたま目にしたとか偶然のきっかけでインプリンティングされたってほうが多いだろう。もし神の視点があったとして、その人がこれぞという目標を決めたとしても、もしかするともっとその人に適した目標があるかもしれない。大抵の人間には強烈な印象を伴って目標が現れてくれるなんてありえないので、別に積極的に選択が出来無くったってそれを恥じることなんて無いハズ。むしろ強制的に外部からタスクを与えられてそれに巻き込まれる形で努力させられ、その過程で自分の適不適なんかゞわかったりするんじゃないの?。そして、それはエンジンのかけらを集めさせられるという形でこの作品で描写されているという。エンジンのかけらを集めることは彼女たちが就職していくとかに代表される、いわゆる社会的な能力においては一切なんの利点もないのだが、そのなかで育まれる人間関係や何かに対して一生懸命試行錯誤を繰り返して努力するという経験こそがその後の人生にとって有益だったりするってのは、むしろ就職してからの人間関係は利害関係が絡むからこそ純粋ではありえないってところで、なんか学校での人間関係と相似関係にあるような気はする。今はいじめなんかの問題で、それほど学校での人間関係に価値があるとも思えないんだけど。