ステラ女学院高等科C3部 第13話

 最終回でまさかのほのか担当回。
 この最終回はなんか番外編的な立ち位置なのかな。前回までがサバゲ道で苦しむ様子を本編として描いちゃったので、最后ぐらいは趣味なら楽しまなきゃ損というのを持ってきたように思う。が、正直視聴者向けに意識しすぎてそれほど楽しそうに見えないというか。コスプレは考えとしてわかるんだけど、やはりサバゲなんだからその辺を踏まえて欲しかった。だから今回の主役のほのかのコスチュームはサバゲの文脈に沿いながら、いかにもありそうな色気でかなり適切なもの。
 というわけで、視聴し終わったわけだが、基本的な総感は前回の通り。いろんなエピソードの詰め合わせであって、その辺新奇さは感じない上に、人間ドラマとしてはサバゲを舞台にする意味がわからないし、サバゲを題材にするんだったら、テーマが重過ぎて、バランスが悪い。とはいえ、持ってきたエピソードの取り扱いは真面目であって突き抜けは感じられないが、まとめ方が非常に丁寧。こりゃあかんだろといった表現もないし、うまくまとまってはいるんだけど、平均点以上の出来にするのはいゝが一体この作品で何が言いたいのか?という点について、そのへんいろんなものを外しているような気がした。なんかもったいない作品。キャラから男を排除しているから、ラヴコメのラヴがなく、かといってコメディでもないというか、その要素は少ない。それなりに真剣に作ろうとしてるのはわかるんだけど、個人的にはもうちょっとサバゲを詳しく、楽しさ方面にちょっと振ったほうが良かったのでは?という気がするが、こればかりはなんとも。おもろ。