輪るピングドラム 第13話

 なんか中途半端のような。
 陽毬の過去話に出てきた謎の図書館での謎の男が医者として陽毬を救う話と、高倉父母の起こした事件で兄弟がてんてこ舞いする過去話。割と事象を突きつけてくるその勢いはわかるんだけど、やっぱり後付け後付け感が半端ないので、今一乗り切れない。運命に関する各キャラの所感を述べる初期の構造の繰り返しなのだが、何が運命で何が運命でないのか、陽毬の命をもてあそんで高倉兄弟を振り回す様子から、何が運命なのかちょっとよくわかんないので、どうにも興醒め。
 個人的には親の因果が子に報いは当然と考えてはいるんだけど、高倉父母が起こした事件が一次的なものであれば納得だし、もしかして事件が二次的なもの(高倉父母がなにか理不尽な被害にあって、その復讐として事件を起こしたのなら逆にそれは正当性を持ちうるので)であると兄弟の受けている報いの評価が180度変わるので、そのへんもちょっとわかんないと判断できないわな。本作の作風だと理屈の後付けが行われるわけだし、その辺油断がならないというか。仕込によってはもう今まで述べられていたことが全然運命でもなんでもないという結論になるのかもしれないけど、そのへんよくわからん。
 なんか本当なら読者に初期条件として最初に明らかにされてないことが盛大に後から後から付け足される出来の悪いミステリーのような感じがしてどうにも乗り切れない。