氷菓 第1話

 クライマックスに草生える。
 こう、ときめいたときの昔ながらの表現なんだが、いざ言葉にしてみるとその意外性に草生える。というわけで、前から視聴しようと思っていながらなぜか保留状態にあったのを取り上げることに。原作未読で、いちおうそれなりに人気作ではあるということは耳にしていた。京アニゝまだ勢いがあった時期の作品で、やはりこゝぞといったところでの枚数を積んだ表現には圧倒される。実は数日前にこの作品の評判をまとめたまとめサイトの一ページを読んでちょっと見てみるかとなった次第。青春の輝く一ページとしてはよくできているが、推理ものとしてはお話にならないそう。前半が長編で後半が都度解決のトラブルシューティングものらしくて、どちらの出来がよいのかは意見が分かれているっぽい。昔北村薫の推理モノ(円紫さんと私シリーズ)を読んでいたので、人死にがでない日常の不思議モノにはいちおう耐性があるつもり。まぁぼちぼち楽しむとしますか…といったところ。