とある科学の超電磁砲S 第10話

 こゝで当麻が登場。
 そういうタイミングだったのか…。というよりもう当麻が本格的にこの物語に関わっては来ないんだろうなと思ったそのときに出てくるから自分の読みもアテになんないな。が、今回はほとんどがバトルシーン。ヘンな話、たしかに目移りはするけど後から考えると退屈な展開。学園内順位がどう影響しているのかもよくわかんないし、いやはやそういう組織内順位に興味を失った自分とか、最近のそういうランキングをネタにドライヴする物語が今一胸に沁みなくなっている。とはいえ、むしろこの作品の主人公はその学園内順位なんぼのもんじゃい!という態度なんで、自分と似たような立ち位置なんだろうとは思うが。今集中視聴中の弱ペも順位を争うという視点で見てしまうと「確かに誰にでも出来るものではないが、それがそれほど生活を豊かにしてくれるものなのだろうか?」という疑問が片隅にあって、頂点を目指すという目標に魅力がなくなってしまっている。いや、弱ペも主人公の立ち位置は決して一位になることではないんだろうけど。
 視聴者には計画は別に頓挫したわけではなく、御坂が暫定「ほっとしている」状態であることを見せるのにはそれなりに意味のあることだと思っている。で、まぁ次回から当麻といちゃつくわけでもないだろうし、そのへんの今までの〆とインターミッション的な部分なんだろうなと。弱ペもこれも結局超人を通じてしか物語を描けないんだろうか。そのへん佐天視点は結構重要な意味を持たされてはいると思うんだけど、やっぱ目を惹くのは派手なほうだよね。