勇者になれなかった俺はしぶしぶ就職を決意しました。 第5話

 静岡が舞台かよ。
 しかも最后にスフィア登場。夏色キセキを思い出したが、あれも下田だから静岡だったよな。これもやっぱアニメで町おこしの一環なのか。
 競合店の侵食でピンチの巻。偵察という流れもフォーマット通りなんだけど、しばらくこういうの見てなかったからちょっと新鮮。仕入れ値以下の売値なんて、もう対抗できる範疇を超えているような気がするが、そのへんどうなんだろ?。中央の幹部らしきものが店長に圧力をかけていたけど、商品の値付けなんて基本中央からの指示だろうし、競合店の進出で奪われそうな客をどうするのかというのはむしろ中央の考えるべきことなのに、そのへんまったく当事者意識がないのにワロタ。というか、フランチャイズなのか?。台詞を考慮してもそのようにも思えないが、フランチャイズといえどもほゞ中央の方針に従わなくちゃならなくて、店長の裁量なんてこの話に対応するレヴェルのものはないと思うんだがな。まぁ中央の態度がそんなんだから客を全部掻っ攫われるんだろうぐらいには納得の行く展開であるといえばそうなのかも。
 ラウルが他店とはいえ客の誘導をしているのを見たフィノの感覚がよくわからんな。案内するというホスピタリティを理解してるんだったら、冒頭の痺れ沼の話なんて出てくるはずがないんじゃ?。まぁそのへんはコメディとして受け取るとしても、まぁあのはしゃぎっぷりが純粋っぽくてそれなりの視聴者サーヴィスなんでしょうけどね。
 しかし、甘い描写だとはいえ、実は今自分の住んでいるところがやはり全国チェーンの電器店の進出で地方チェーン店が撤退したのを目の当たりにしている(3年持ったのかなぁ)ので、なんかひしひしと迫るものがある。その地方チェーン店にしたって、やはりもっと小さな地元チェーン店(県単位)を駆逐していたからなぁ。基本売るべき商品に違いはなくって、差異は値段だけってなもんで、アフターサーヴィスの違いといってもなぁという小さなものでしか勝負ができそうもないので、ある意味勝負が一瞬で決まってしまうものではあるんだよね。
 フィノゝような店員が一から育てゝもらえる暖かい職場で、それなりに客とのアドリヴ的な対応が可能な、いわば大手の画一的な対応とは違って、なんかレオンのような店って確かに魅力的なんだけど、客としてみりゃ耐久財を買う機会なんてめったになくて、必要なときだけ訪れる店にそういう持続的なコミュニケーションってあんまり必要なくって、そういうのがほとんどなすすべもなく市場原理で淘汰されていくってのはなかなかにして考えさせられるものがある。
 まぁ確かにはっちゃけちゃってるけど、フィノが店がなくなると居場所がなくなると惜しむだけの魅力は描けているんだよね。