進撃の巨人 第12話

 ラスト、そうきますか。
 結構考えさせられたな。まぁすべてがそういう風に極言できてしまうってのは長所でもあり短所でもあるんだけど、エレンの体験からするとそう集約してしまうのもむべなるかなと。
 恋人でなく家族と言い張るミカサも十分可愛らしいんだけど、エレンに頼るしかない現状をピクシス司令が認識していることや、イアン班長がおそらく苦悩の末にその結論に達したことなど、まぁ死にゆく組織には決して生まれない発想なんだけど、結構胸にクるものがあるな。追い詰められないとそういう考えやそういう考えに達する人材って生まれないのな…というより、大抵のクズ組織はそういう考えを初めから受け入れないし、そういう考えをする人を迫害して追い出してしまうから、大抵滅びちゃうんだけどな。ほんの約70年前にも国家レヴェルで崩壊したところもあるし。どこの国とは言わんけど、その頃のことを美化したがる特権貴族が未だに国家の中枢でふんぞり返って他国から顰蹙を買ってるあの国なんだけど。
 しかし、この話を引っ張るよなぁ。こゝでエレンが正気を取り戻して穴をふさがないと、以降エレン放浪編になっちゃうから、方向性はわかってしまうんだけどね。