はたらく魔王さま! 第8話

 なんかフツーにラヴコメなんだな。
 ちーちゃんが唐突に告白をし始めたのであやうく素通りするところだったよ。魔王の態度もあんなもんだよなとか思いながら見てた。というか、ラヴコメだと思って見ればなんかフツーに楽しめる。ヘンに現代日本との類似性だとか探さないほうがよいかもしんない。
 しかしなんだな、魔界から来た連中、もうこの世界に馴染もうとしているし馴染んちゃってるような気がするね。で、ED映像のラス、ショーウィンドウを眺めるちーちゃんの図を見ると、そうはいってもやはり魔王たちはこの世界とは一線を画す存在だってのが示されているんだけどね。本当にちーちゃんが魔王たちの懐に入ろうと思ったら、それこそ鎌月みたいに押しかけ女房って勢いがないとダメなような気はするね。確かに魔王がいくらちーちゃんにとって素敵な人であっても、通り一遍すぎるというか、まぁ魔王が人間でないとしてもフリーターの人間だとしても、世間的には日陰者を好きになっちゃってるんで、普通の手順じゃぁモノにすることが出来ないような…。たゞ、激動の展開だとこの作風には似合わず、ちょっとまったり気味のこの雰囲気がなんとも心地のよいものではあるんだよな。
 なんだろ?、自分がその時代をよく知っているわけでもないんだけど、こういう作品が出てくるということからして、今の日本、成熟期を経て衰退期に入っている江戸時代のような感じがする。