RDG レッドデータガール 第11話

 アンジェリカのヘソ出し甲冑姿、なかなかだな。
 うーん、やっぱり世界の危機とのつながりが今一かな。逆にそういうのを絡めなくてフツーにコメディ抜きのラヴコメ…っつーか、恋愛ドラマとして見るとよく出来ているとは思うんだがな。そして姫神設定はよいとしても、神霊の胡散臭さが半端ない。
 生徒会の動きっぷりも、たとえば俺ガイルだとあんなものかと思ってしまうんだけど、この作品はアレより執行部の働きっぷりがよいのに、やはり所詮学校社会での運営に過ぎないと思ってしまう。というのも、俺ガイルのほうは主人公を含む生徒会のあり方が社会人の組織のメタファーになっているのに対し、この作品だとそういうのが無く、全く高校生の生徒会の描写に過ぎないからなんだろうね。あと、登場する大人キャラの生活感のなさも非現実感につながっているという気がする。だからといってそういうのがダメというわけでなくて、もともとそういうのが最初っから排除されているわけだ。たゞそうなると、やはりこの作品はターゲット層が中高生のジュブナイルってわけで、大人が顔を出してみたのはいゝが、場所を間違えたってところか。前述の世界の危機に関しても、やはり青春文学にありがちな、日々の生活と乖離しているってのもそういう性質のものだからというしかない。