偽物語 第6話

corydalis2013-09-09

 うーん、幼児の姿なのに、子供っぽくないという。
 八九寺とガハラさんと忍という順番で話が進む。八九寺との出会いがイレギュラーなのを訝しく思っていたのだが、おそらくこれまでが導入編であり、以降話が動いていくだろうから、その転回点を示すものなんじゃないかと。
 ガハラさんとの会話もスッと引くようで、ドンドン意志が前に出てくる様子が素晴らしい。というか、ガハラさんの羽川に対するあの態度はおそらく阿良々木を失いたくないためのものなんじゃないかと。前にほのめかされていたが、ガハラがあまりに我儘だと阿良々木をとっちゃうとでも羽川は言ってるんだろう。で、羽川はむしろガハラを素直にさせて阿良々木との仲を取り持つとかそんな感じなのでは?。でも羽川は羽川で、阿良々木への想いを断ちがたいって描写が前期にあったから、複雑だよな。
 なんだろ?、中二病的にカッコの良い台詞を繋いでいるんだろうが、演出なのかわからないが、やたらセンスのよさを感じてしまう。というのもありきたりの単語を連ねているからだとは思うんだが、こんなの実際には気恥ずかしくて言えないよと思えるものばかり。というか、劇であることを逆手にとって、ドンドン恥ずかしい台詞を言わせているってところか。今回の忍の「命令という形をとっているだけ…」なんてのも、絶対に口に出すことはない台詞だからな。
 なんだろ?、画に色気があるのはそうなんだが、話が動き始めてヒロイン鑑賞モードから切り替わったみたい。この変わり身はさすがだねぇ。