シリーズ セカンドシーズン 第26話

 問題の解決と貝木の最后。
 いみじくも貝木が阿良々木に言ったとおり、貝木は千石にごくごくフツーのことを言ったのだけれど、設定された状況にはうまく当てはまっていて違和感がなかった。まぁ千石が神になって手のつけられない状況というのが、まぁ思春期によくある反抗期のようなものでもあって、それが身内ではなく他人にこそ解決ができるってのにもよく当てはまっていて、うん、まぁなんだ、この作品(原作)のターゲット層がモロ中学生なんだろうなとも思えてしまう。
 さて、終わってみれば、自分的にはそこそこ楽しめた。ほかのサイトさんだと第1期や第2期のほうがよかったという感想を持つところが多かったのだが、それを考えてみると、今期は今まで二比べて、アニメ特有のキラキラしたところがまったく少なかったというか、その割には扱っているテーマが思春期特有のインナーワールドであって、なるほどそんなもんだろうなとは思う。でもまぁこの恋物語のOPを見る限り、それはそれで狙ってやってたんじゃないかとも思うのである。主人公である阿良々木がほとんど登場しないか、しても無力感たっぷりというのに、視聴者が今期に芯を感じられなかったのもあるだろう。が、阿良々木を軸としながらも基本オムニバス構成となっているので、自分には十分楽しめた。社会問題とのつながりとかなかったんだけど、なんか不思議に惹かれるものがあったなぁ。それほど人に勧めるってものでもないんだけど、いちおう自分の中ではおもろ+。