美味しいところをもってくなぁ。
黒雪姫参上の巻。能美が饒舌なのはともかく、タクムも彼の演説中に止めを刺してればよかったのにと思うのはダメ？。まぁそれやっちゃうと、能美の履歴が披露されなくて物語的にはマイナスではあるんだけど。なんかサドンデス・マッチというからには、誰かゞポイント全損で負けない限り試合は終わらない*1ってことなのかな。ハルユキの翼を奪った能美が救われるなりして黒のレギオン入りってのはいくらなんでもありえないだろうし。ブラック・バイスとやら*2もポイント全損で強制アンインストールなんだろうか？。まぁ自分的には、黒雪姫抜きに対能美戦が解決、ブラック・バイスは能美の仲間ってのを高く見積もってたから、黒雪姫参戦、ブラック・バイスは仲間ではなく契約関係ってのは、想定内ではあるが、予想としては外れたということになる。
うーん、さすが、ドラマ…というかメッセージ性というのは今一な感じだな。とはいえ、今さらこゝで関係性についてうだうだやる時期でもないんだけどね。今までに積み上げてきたものがあるので、これからは収穫期ではある。いちおう能美がこだわっているように絆云々についての提示はあるんだけど、どうだろ？。先ほども述べたとおり能美が癒されて新たな絆が発生ってのは考えにくいし、黒のレギオンの絆は完成している…というかかなりの安定期にある。今、ピンチに陥っているということで、実は絆というのは弱みにもなりうるとか、絆がむしろド犯罪などの反社会的行動の原因になったりする（家に帰ればいゝパヽ゜である人間が、家庭を守るという口実で、ユダヤ人を虐殺しちゃったり、職場ではパワハラで積極的にいじめを行う*3とか）という要素も示唆してればいゝんだけどね、まぁそういう総体で見ると絆は社会的にプラスになってるのかマイナスになってんのかわかんないねってのはおそらく描かれていないだろうし、そういうのは絆をプラスに描いている本作では邪魔でしかないんで、やっぱドラマ的要素ってのは薄いと感じざるを得ない。ラストでそういうのを入れるとなると、大抵ラスボスが意外な人だったとか、どんでん返しにしなくちゃならないんで、やっぱ今まで雌伏時期をじっくり描いてきた本作からするとそういう構成はとれんわな。
なんかブラック・バイス、素人っぽい演技のように聞こえたから原作者によるブリキライターとの兼役なのかな？と思ってたら＠飛田展男かよ！。この人って自分的にはガンダム2期で知った古い声優で、大人でアニメ視聴が再熱したときにはあまり名前を聞かなくなっていたと思ってた。が、実は結構活躍しているようで、大ヴェテラン。なんといっても自分がいろんな作品を視聴したあとでこの人だったのかとビックリするように、声質の変化が凄い。まったく別人になれる人のように思えるんだよね。
愈々次回最終回。次号予告だとピンチの場面ばかりのようだが、さすがに戦勝会描写はやるだろうね。黒雪姫参戦でパワーバランスが圧倒的に悪くなったし、いや、自分的にはチユリは早くタクムに治癒魔法をかけてやれよと思うばかりなんだが。
