アクセル・ワールド 第14話

 いや〜、おそらく学校ではそれなりに監視しているだろうから、普通に考えると能美が退学になると思うんだがな。
 あの中学、私立っぽいし、それなりに経済的に豊かな層の子弟が通っていそうなんで、セキュリティはそれなりにしっかりしてると思うんだが、中坊にハッキングされるセキュリティもなんだかなぁという気がするね。
 なんか昨日SAOを視聴しているおかげで、この作品を見ているときの感覚が変わってしまった。別にそれほどってわけでもないんだけど、SAOの社会問題提起のスケールの大きさと比べるとなんか卑小っていうか、あくまでミクロな視点でしかないんだよな。黒雪姫がレヴェル10を目指すっていうのも自分はわけもわからず「きっとすごいことなんだろうな」と思っていたが、そういうのが打ち砕かれた感じ。このバーストリンクという設定が現実にも影響を及ぼすから、それなりに価値があるもんなんだろうというのが根拠だったんだが、どうにもな。政財界で利権を融通しあうとか、インサイダー取引だとか、ゲームではないがチートを使いまくる大人も現実にはたくさんいるわけで、そういうのを考えると、能美はともかく、コイツらよくバーストリンクで得られそうな特権を悪用しないなぁと考えてしまう。結局悪用する人間が出てくるとそのコミュニティの環境としての居心地は悪くなり、最悪破綻してしまうんで、そういうのを描いているんかな?と思わなくもない。もしかして黒雪姫はそうなる前にゲーム、というよりこのバーストリンク世界を終わらせようとしているのかもしれないな。
 物語としてはそっちのほうが美しいだろうから、おそらく黒雪姫とその愉快な仲間達がゲーム世界を終わらせるという方向性に持っていくんだろうけど、おそらく加速を悪用する人間が増えてにっちもさっちもいかなくなったら、バーストリンクを作り出したゲームマスターが全部のプログラムを強制アンインストールして終わるという結末が用意?というか、そういう歯止めが設定されていそう。
 OP・EDがリニューアル。OP動画は前回とはうって変わってハルユキが挫折というテーマは見当たらなくなっており、新キャラが目白押し。おそらく関係性の重視がテーマなんだろうね。EDはモロ求愛歌だし。