ToLOVEる-とらぶる-ダークネス 第2話

 必殺の質問、ゲテモノ料理、おいしかったですか?。
 これにはたまげた。逃げられないもんな。これが「どうだった?」という形だったらまだ対応のしようがあったのに。これでリトの味噌汁には鯛焼きがデフォルトになるんだな。
 うーん、もうちょっとお色気が楽しめるかと思ったんだが、そういう描写を多用している割にはそれほどでもなかった。さすがに夜伽のシーンではトキメくのだが、パンチラだとぜんぜんその気にならない。もちろんパンチラではとおりいっぺんの描写しかしていないからそうなんだろうけど、舌の動きを含む口元の描写は色気より一歩進んでいやらしさまで表現しようとしているんだけど、こちらは下品さを感じてしまう。
 そういうわけで、テーマというか問題提起は結構面白いと感じた。モヽはハーレム計画をリトに直接打ち明けているし、リトはリトでそういうモヽの提案を受け入れるわけでも斥けるわけでもない。自分のようなダークネスからの新規参入者向けなのか、周囲のヒロインたちがリトに好意を寄せているという下準備を丁寧にやってくれて助かる。本当ならもうちょっとその行為の元ネタをじっくり見たいと思うのだが、それだと今までの作品を(買って)視聴してくれってことになる。バランスはとてもよい。
 で、「たくさんの女を一人の男が独占することの是非」のほかにも、今回は「家族というか共同体幻想を用いて他人を動かすこと」なども出てきてた。闇を調略しようとする芽亜だが、実は芽亜こそがマスターに「闇は芽亜の家族なんだから巻き込め」と調略されていそう。しかし綻びはバカ(ナヽ)から仕込まれるって構造も感慨が深いな。仕事をしていても、大抵組織を混乱させるのは欲深な管理職と前線の背中を撃つバカだもんな。なぜバカなのかというと、自分の行動が味方の背中を撃つことをまったく理解できないからなんだが、それで自分がよいことをしていると勘違いしているからタチが悪い。
 リト@渡辺明乃、今回エンドロールを見てから聞きなおした。流して聞いているぶんには普通に少年として聞こえるんだけど、そうだと自覚して聞いてみるとたしかに明乃の声だ。しかもちょっと演技が雑。自分はもう一度ウィッチハンターロビンの頃のヒロイン役を耳にしてみたいなぁ。