アクセル・ワールド 第2話

 こっちがKOTOKOらしい。
 やっぱり高音の伸びが違う。一時期はアニメの主題歌はKOTOKOだらけって状況があったのに、そういや最近聞かなくなってるな。声質が独特なので作品の雰囲気云々はあるんだろうけど、使い勝手がよさそうな歌手なのにな。割とKOTOKOの曲ってメートルが上がるので盛り上げには最適だと思うんだが。
 加速社会のシステムにワロタ。加速の回数は個人で決められており、加速を使えば減り、増やすには奪わないといけないという。なんかどっかで見た構造だな。加速社会全体で増える要素はたゞ一つ、それは新規加入者の持分だけのような気がするが、システム自体まだ全部明かされているわけでもなさそうなんでなんともいえない。でもこういうシステムだと同じ実力を持っていてもレヴェルが高いほうが圧倒的に有利なので、新規加入者を手当たりしだいカモるという構造になっちゃうよね。
 ハルユキも黒雪姫が彼にかけた企みの存在を見抜くゞらいの人間なんだったら、もうちょっと日常の扱いが違ってそうだが、そこらへん見初められたことによって彼自身人間的にレヴェルアップした故の気づきなのかね。アッシュローラーとの対戦では彼の知恵の巡らせで勝ったというのがミソかな。ガソリン車の弱点で車体後部を描いてたから、てっきり排気口を塞いでエンジンを止めると思っていたのだが、それはさすがに画的にも仕掛け的にも映えないからなんだろうかやってなかった。でもまぁあの仮想世界でどこまでリアリティが再現されているかだよな。排気口を塞ぐってのは設定すらされていないだろうし、後輪が接地しているかどうかなんてのも、それこそゲーセンのレーシングゲームですら設定されているかどうか怪しい。その場所が車やバイクで走れるところか否かぐらいがゲームで再現されているぐらいだろうし。
 しかし、加速というのがもともとゲームを主体として、それが現実社会にも敷衍されているって構造が面白いな。こういうのは国や企業が率先して開発して独占しようとするもんだが。いちおうゲームでの利用って範囲に留まっているみたいで、ゲーム利用者の倫理に依っているってのが泣ける。ある意味黎明期のネット社会に似ているように感じる。これがカネや権力につながるとなればもっと欲どしいのが群がってきて規制されるようになるわけだが、ある意味ノスタルジーに近いものを感じるね。