貧乏神が! 第7話

 なんかもう撫子はどうでもよくなっちゃってるよ。
 嵐丸、@戸松遥じゃん。エンドロール見てびっくり。絶叫キャラが増えて楽しくなったということか。ということで、新キャラ登場の巻。OP動画で出てきてたけど、まさか今回とは。
 石蕗といゝ、嵐丸といゝ、市子が持っていないものを持っていそうなキャラを登場させてくるな。で、市子の幸福エナジーってのは、よくよく考えてみれば、市子が一番欲しいものだけは与えてくれないという曲者。まぁ貧乏人の一人だと思っている自分は、カネあってこその幸福だとは思うんだが、こうなってくると、市子の幸福エナジーって、その点において本当に「幸福」な性質のものなんだろうか?と思わざるを得ない。
 市子が嵐丸の父に勝つのも娘と同じ流れなのかと思わせての急展開。オモロイのは、頭に血が上って突貫しているけど、おそらく紅葉登場以前はこのように首を突っ込むことはなかったんだろうなと思われる点。状況が変化して、じゃぁ変化が起こる前の状態を求めるのか?と思いきや、市子自身が変化してるんだよね。自分が本当に欲しいものは何か?というのを念頭に、自分自身をしっかり見据えようとする変化が見られるという描写。市子が一番ほしいはずの親からのコミュニケーションは得られないんだけど、でもその前段階としての人と人との繋がりは得られている模様。形はちょっと違うが、やはり「本当に欲しいものは与える事によってしか手に入れることが出来ない」という構造。が、悲しい事に、市子が変化する事によって彼女の親のあり方を変えることはかなり不可能に近い。まぁ和解というか、市子が目的のものを手に入れてしまったらお話が終わっちゃうしな。
 しかし、あれだな、なんだか昔見たロボコンを思い出しちゃう。で、紅葉が諏訪野を引き合いに出しながらさりげなく市子を慰める姿が胸を打つ。