モーレツ宇宙海賊 第19話

 男物だとしても親指に嵌めるとかできんかったのか?。
 が、マスターリングをなくさなきゃこういう話にはならなかったわけで。なんか絆を含むもろもろを描写したインターミッション。
 グリュンヒルデがインナーサークルに入るという。なんか少女漫画的展開だな。いや、男が描く少女漫画って感じだが。危機を一緒に乗り越えた末のの絆でなくって、様子を窺っていたという流れだよな。仲間に入れてもらえなくってちょっと拗ね気味だったのをお姉ちゃんの手引きでニコニコ。いかにも成長期な組織にありがちなエピソードになっていた。が、自分的にはちょっと物足りないというか。セキュリティのことを考えると仲間入りのイニシエーション的なことが必要なんだろうが、なんかもう身内とそれ以外って区分けなしに自然に離合集散できる関係というか、そんなので十分じゃね?と考える自分もいて、その節操のない自分にちょっとあきれ返る。ヨット部の連中が部歌でまとまる絵をみちゃうとね。あれほど無頼を気取ったものでもなかったんだけど、大学時のことを思い出してホロリとさせられる。社会人になるとなんのかんの言って貸し借りのことを気にしちゃうしな。しかも素性の悪い管理職に当たると収奪される一方だし、今考えても大学時分が一番幸せだった感じだな。で、おそらく茉莉香たちにとってはこの女子高時代がそれと同じって感覚だと思われる。
 なんかとりとめもなくダラダラ書いてしまったが、ストーリーとしてのインパクトはなかったのだが、でも自分の過去を振り返りながら「あ〜、こんなことがあったあった」ってなもんで、なかなか感慨深かった。あと残り四分の一となってしまって、もうあと少しかと考えると寂しくなってくるな。時々鎌首をもたげてくるSFとしてのそれっぽさが気になるほかはほとんど欠点らしきものが見当たらない。おっさんホイホイなんだろう。何十年かぶりに復活するという究極超人あ〜るにも似た居場所感。コレだよ、コレ。で、おそらくそれは戦わないと勝ち取れないものになってしまったんだろうな、今となっては。昔はそこかしこに転がってたものなんだがな〜。