ちはやふる 第7話

 なんか盛りあがりが止まんないな。
 新入部員ゲットその3の巻。おそらく都内最高の進学向け中学にかつて行っていた太一だからこそのお話。太一が千早に勝てないのは才能ではなく、ひたむきさなんだと思うな。甘やかされているというわけでもないんだけど、彼の追想からすると、殿様勝負しかやっておらず、負ける事に対するストレスというかコンプレックスが異常に強いせいだと思われる。千早もまけることが悔しいと口にはしているが、負けたときのことより勝ったときのことを考えるのが頭の大部分を占めているんじゃないか?。で、よくよく考えたら、物語って男は挫折がつきものなんだが、女に挫折させるような構成の物語ってそういや頭に浮かんでこない。が、陰湿なのは女のほうだよね。いや、陰湿なのは男もそうなんだけど、女のほうは歯止めがきかないというか。ま、そのかわりと言ってはなんだが、男にはない女の物語上の役割として「受容する存在」ってのがありはするんだが。
 しかし、裏返しにして対戦あたりからの盛りあがりは凄かった。試合が終わってからの展開はこんなもんだろなんて感じだけど、あの一連のシーンにいろいろなものが凝縮されていて目が見開かされる。物語のミッションは新入部員の獲得なんだけど、まぁメインはどう考えてもあそこだろ。いうなればあそこだけ色が違って見えた。
 やっぱ奏ちゃん、解説やってくれないのね。そうそう、浅香守生ガンスリ第1期(やり直し前のほう)の監督じゃなかったっけ?。