日常 第3話

 なのにとって、はかせはネコ扱いなんだ。
 いや、阪本さんエピソード面白かったよ。というか、実は二度見したけど二回ぐらいだと面白さがそれほど色褪せない。要するに漫才でいうところのコントのオムニバスって構造でしかないんだが、相性が良いとこれほど楽しめるものはないっていうか。
 いくつかの場面で声優の台詞が耳に迫ることがあって、演技しているなというのを意識させる反面、自然さがまったく無いわけでもないというのに気付く。エンドロールを見るとほとんどのキャストが耳慣れない声優たちばかりなんだけど、かといって演技力が無いっていうふうには感じないし、なんか不思議な感覚。
 で、漫才師がそうであるように、キャラたちが各自の性格付けを意図的に演技してるんですよという構造(これをメタ構造と言って良いのか迷うが)が、また面白い。声優がキャラの演技をするんじゃなくって、キャラがキャラの演技をするという風になってるんだよね。そういうのが一種の緊張を生み出していて、視聴者が流れに溺れるのを防いでくれているという親切設計。まぁ小難しい事考えずに頭を空っぽにして笑うって用途にはそぐわないんだろうけど、自分にはうってつけ!って感じでうれしい限り。
 今は好評価なんだけど、後になって飽きたりするんだろうか?。なんか飽きてる自分を想像できないんだけど、その辺の自分のありかたの変化も楽しんでみたい。