Blood-C 第10話

 父ちゃん…。
 えーっと、委員長が勝者なのか?。時真は次代の小夜父の役割を持たされているのだと思っていたが、あっけなく退場。で、小夜父も文人となんかあったらしく、多分退場なんじゃないかと思われるのだが。喰われたのか?、喰われたのか文人に?。で、文人野島健児なんだが、血の入った容器が浮かぶ心象風景で小夜に語りかける声と同じでオッケーなんだよね?。
 茶番ですか…。なるほどね。確かに小夜が過去を覚えておらず、目的というかなんの理由があって守ると思い込んでいたのかも定かでないのに、ふるきものと戦う、その中であがいているのは茶番に見えるのだろうな。でもまぁ人間なんて生きる目的とか理由があって生まれてくるわけでもなく、生きている間にそれを意識しないといけないわけでもなく、ふと、「なんで私は生きているんだろ」と疑問を抱けば悩んでしまうのは、構造的には小夜が抱えている問題とそれほど変わりがないんだよな。筒鳥先生の役割が物語の方向を指し示すものであるらしいのだが、先生やのの・ねねがふるきものとどういう関連があるのか謎が謎を呼ぶ。
 ふるきものと人間の関係は、それこそ人間と食べられる動物・植物との関係と等価であって、たゞ人間に食べられる動物だの植物だのは人間が持っているであろう意識や感情が無いと思っているだけの話だ。まぁ植物あたりはちょっと違うような気もするが。魚肉類あたりに人間と同じような感情があったら?と考えるとわかりやすいか。いや、やはり約定云々言ってるから、どう考えても特権階級と庶民の関係、生産活動をしないのに喰うことだけは庶民より貪欲な特権階級、で、庶民のほうは庶民のほうで喰われる存在であることは同情を禁じえないけど、守られるべき存在としてはあまりに浅薄なという構造を示しているという気がするな。で、小夜は立ち位置としては庶民の側だが、生まれとしてはふるきもの側というのはBLOOD+と同じ構造のようだな。
 前に中諏訪だから山梨か?と書いたんだけど、諏訪地方は長野県なんだな。なんで間違えたんだろ。どっちにしても山間部のド田舎って印象ではあるんだが。