Steins;Gate 第20話

 萌郁も経過した世界線の記憶があったな。
 うーん、やっぱやり直しはひっかゝるんだけど、慣れたといえば慣れた。IBN5100を電車に残されるとか、Mr.Brownの軽トラにIBN5100を積むところとか。かといって追っ手をまくのを見越して最善手をおかりんがとるというのも不自然だし、だからこそ失敗してやり直しさせることで彼が成長していくのを見せているんだろうケド。自分もやりなおしはセーブポイントに安直に戻るというのとはちょっと違うと頭で分かっていても、やはりもどかしい気持ちは消えないな。
 紅莉栖が元に戻る必要があると言い、そしてそれに忠実に従っているように見えても、今回行ったことって、結局萌郁のメールを取り消すことが出来ないから、FBから萌郁にニセD-mailを送ることだからして、厳密に言えば本当に元に戻しているわけじゃないんだよな。萌郁に別の世界線の記憶があることからしても、おかりんの辿っている世界線は全く別の世界線というよりも、過去の履歴の影響が蓄積された、オリジナルな世界線ということになる。言うなれば彼の辿っている世界線は複数なのではなく、たった一本の世界線だということになる。まぁ彼の記憶が蓄積されているわけで、たった一つの時間軸にしかないわけで、よくよく考えてみればあたりまえのことではある。世界線は複数じゃないのだ。
 しかし、上手いな。なるほどそうきますかと思わされる。おかりんが元に戻るってことは即ち紅莉栖が刺される世界線に戻ることジャンなんて確かにそうなんだけど、言われないと気付かなかった。こゝでそう繋がりますかと驚かされるんだよな。伏線の張りかた、回収の仕方が秀逸。先々週だったか、日曜か土曜のんHK第一ラジオで志倉千代丸が出演していて、Hacking to the Gateの四方山話をやってたんだが、これから最終回まで怒涛の展開らしいのでこれまた楽しみではある。第22話だか23話だかで、OPの歌詞が2番に変化するらしい。いや、ホントおかりん達のオタ台詞に辟易してたのがウソのようだよ。
 でもこのシュタゲの次に見る作品をどうしようかと悩んでしまっている。