GOSICK 第13話

 ドリルにするのを許して貰ったんじゃないのか。
 またまた新章に。なにやら錬金術だの、ブライアン・ロスコーがまたまた顔見せだの、思わせぶりな仕掛けが目立つ。アブリルとヴィクトリカの恋の鞘当てもあって、こう書いてみると盛りだくさんのように見えるのだが、実は中盤退屈だった。
 前回のお話がヴィクトリカ・久城の本筋には関わらない事件だったせいか、今回もなんでも屋通常業務のような印象を受けて今一のれなかったかな。いや、ロスコーが出てきたところを見るとそうでもなさそう。だが、錬金術師の過去話のあたりからエンジンがかゝる。
 うーん、どうなんだろ?。見始めるとそれなりに流して視聴できるので見切りはないんだが、正直自分の視聴態度を決めかねるほどの軽さになってしまっている。インターミッション的なお話でも物語を通底して流れるものに意味を持たせるようなものが感じられないと、どうもダれるなぁ。ヴィクトリカの見せてくれる真相はそれなりに驚きが含まれているのだけども、たいしたことのない事件をあとから理由付けしているような言い訳がましいものを感じてしまって、ちょっと残念。いや、現実なんて得てしてそういうもんなんだけど、やっぱ冒頭から驚きの展開じゃないと退屈してしまう我儘な視聴者になってしまっているんだろうな自分も。