Rio-Rainbow Gate 第10話

 やっとロールヽーラーの定義が出たな。
 ん〜、物語としてはかなりドン臭いな。主張自体はよくできているとは思うんだが、万人にわかりやすく作っていて、自分的には読み込みの楽しみが奪われてしまっているという感じ。ジョーカーがリオ母だということは途中でわかった*1のだが、種明かしは無粋。でもまぁ、この作品はターゲットを広く取っているようなのでブレているわけではない。
 「リオのロールヽーラーが生んだのはつかの間の幸運だけ」って言ってるが、そういうのはモロパチンコのことだろ。ジョーカーの言い分を聞いていると、まるでギャンブルがつかの間でない幸福を万人に与え得ると言いたげで、確かにそれはギャンブルの地位向上にとっては悪くないものではあるんだが、所詮運でしかないんだよな。今回のリオとジョーカーとのBJ勝負が十何回も引き分けってのは、知力をつくしたというよりはたゞの偶然だしな。まぁアニメスタッフがギャンブルのイメージアップってのに苦労している様子は窺える。
 てっきりリオ母がラスボスに控えていると考えていたゞけにこれからどうなるのかよくわかんないな。シリーズ構成としてはリオ雌伏のときを脱するって感じで、これから反撃してミッション達成って流れのはずだが、ラスボスもしくは達成ミッションが見当たらない。というか、このストーリーのミッションが実はリオ・リナのディーラーもしくはロールヽーラーとしての成長ってのじゃないかしらん。
 OP、メインヴォーカル違ってたね。元気よさからするとリンダ@日笠陽子なのかと思ったのだが未確認。やっぱ自分はリオ@井上麻里奈の鼻にかゝった響きのいゝ声のほうがお気に入り。

*1:リオ・リナ・母の三人しか知らないエピソードを知っている残りの一人といえば…というわけ。まぁエピソードを知っているのが3人だけでなくて、ジョーカーの正体が母でなくても話は組み立てられるのだが