新疆维吾尔に着いて

 まず、乌鲁木齐に着いたときに思ったのが、夜中涼しいってことでしょうか。朝起きてぶらぶら歩いていても涼しかったですしね。この地域の特色である、朝晩冷えるが、昼暑いってこういうことなんかなと。朝歩いたのが現地時間9:00頃といっても、経度の関係から、もうちょっと時差を考えてもいいんでしょう。で、昼もそんなに暑くないといった感じ。天気予報でも32℃とか33℃なんで、想像していた砂漠地帯の釜の中のような熱さは感じられません。歩いていると汗が噴き出す日本のほうがよっぽど暑いと感じます。
 乌鲁木齐では割と中国語をよく聞くのですが、喀什は街中の人はほとんどウイグル語を使っているようですね。ヘンな話、自分も中国語ですらよくわからないのに、でも聞きなれた中国語に囲まれているほうが、ウイグル語より安心できるという気がします。でも慣れるのかな。で、喀什は漢族が少ない感じ。
 ウイグル族は彫りの深い顔立ちってのはそのとおり。で、オモロイのが、少年少女だとはっとするようなかわいさの子が見かけられるんだけど、大人だとそんなに美男美女はみかけない。年をとると老けるのかね。いや、もちろんいることはいるですけど、これは漢族のほうが大人は美男美女が多い感じですかね。
 乌鲁木齐でもそうだし、ここでもそうなんですが、どうも暴動関係で街中の警戒態勢が厳しいようです。成都ではほとんどみかけなかった、警察の巡視が結構ありますね。夜中はPC(バンが多い)をひっきりなしにみかけたし、昼間は昼間で自動小銃を持った10人ほどの巡回を見かけました。これってウイグルの人にとってストレスだよな。乌鲁木齐では道路掃除なんかの仕事はウイグルの人を結構見かけたし、差別なんかもあるんだろうなとぼんやり考えてました。
 経済関係はあんまり頭に浮かんできませんですかね。ボられたのも、現地の景気があんまりよくないのかなと思わなくもないですが。なんつーか、成都や乌鲁木齐は大都市って感じで、割とマナーもよくなっているような気がしないでもないですかね。下町はあれですけど。旅行社あたりも、昔は中国語しか使えなかった記憶がありますが、今回は部分的にでも(多分英語しか使えない外国人は)全面的にでも英語で対応できる人が増えていると思う。日本と違って、割と経済的に豊かな中国人は教育に力を入れているっぽくて、それで、中間層上位以上の教育レヴェルはあがっているのかもしんないですね。
 喀什あたりだと、中東的味付けがかぶさっているけど、町の様子はちょっと前に訪れた中国っぽい。道路が広くて小規模店舗が多くて、二輪車がよく走っている。大規模店舗も垢抜けなくて、先進国化している大都市の百貨店を思い描くと、懐かしい感じですかね。でも、その喀什も古い建物をどんどんぶっ壊して建て直しているようです。雑多な感じがいいのは先進国病に冒された自分の勝手な言い分なんでしょうけど。