そらのおとしもの 第4話

 やっぱりシリアスとギャグは交互に訪れるのか?。
 幼馴染のそはらの呪いで、パンツを見るとそれが爆発するので、苦労するお話。なんかメッセージがあるのかと思ったら、昔から智樹がそはらに優しかったというぐらいか。
 始終にやにやしながら見てたので、悪かったというつもりも無いんだけど、それでは書くことがないので、思い付くまゝ羅列を。
 イカロスが智樹の許可なくそはらの言うことを聞いているんだが、これはそはらが智樹に近い人間と判断してのことか?。前に、イカロスは生まれたばかりの赤ん坊であるということについて触れたが、さすがに人間と同じであったら、言葉を喋るまでとかが大変なので、そこらへんの一般常識は詰め込まれているってことなんだろうけど、無垢な状態とのバランスが難しいな。イカロスがなんで西瓜に執着しているのかがよくわからん。
 最後に巻き込む云々とかいってたが、この作品ってアホやって暮らしている様子を描いているが、かけがえのない日常とその擾乱との対決って流れになるのかな。守形がやけに新大陸にこだわっているんだが、これはなんのメタファーなのかぼんやり考えてはいる。平凡な日常ばかりだと社会が停滞もしくは閉塞してしまうんで、それを避けるためのイノベーションとやらか?。世界史的に見て、新大陸の発見によって略奪経済が発達してしまったんで、あんまり新大陸だの新たな社会変革だのってのにいいイメージを持っていないんだが。ヨーロッパ人の欲望が剥き出しになり、弱肉強食で他者から奪うってのが世界規模で起こったのが新大陸発見の大航海時代であり、また交易圏が拡大して植民地主義が発達する帝国主義時代に連なっていくだけにね…。
 この作品にそんな大それたメッセージが込められているとも思わないんだが…。世界規模ってのはさすがになくとも、一人の人間としての欲望の発露と抑制のバランスとは、そしてそれを社会的に敷衍すると…ってぐらいは第1話に見られる通り、あってもおかしくはないけどな。