ワイルド7、そはらと智樹、素で走ってるやん。
ん〜、正体を隠す前の姿を、今の善人にバれてほしくないってのは、フォーマットとしてはありがちではあるよな。でもまぁバれたところで、智樹がイカロスを拒絶するとも思えないんだが、二人の心理的断絶を描いたりするんだろうか?。しかし、おバカな展開もあったが、メインに力を入れてきたな…。
イカロスが昔の仕事を思い出して変化していく様が描かれていたんだけど、いやいや、よく考えてみると、実はイカロス自身が自分の記憶その他を封印していて、本当は昔の所業を忘れてもいないし、自分の行ったことを受け止めた上で智樹に寄り添っていると考えたほうがよさそうだな。イカロスの普段ボーっとした態度は、そうやって自分で自分の感覚を鈍磨させていないと、壊れてしまうからってのが一つの解釈か。まぁニンフにはプロテクトしていると見せかけていたとしか。
で、イカロスが自分の強大な力を人に悟られないよう、そして極力使わないよう、人を欺いてまでもコントロールしているのに対し、そはらは自分の欲望で自分が持っている拳銃の力に思いをいたさずに暴走していたのが対照的だった。で、大事にならなきゃそはらのほうが笑って許されるというのが凡百の社会だ。そはらの妄想は単なるギャグかと思っていたら、いやいや実はちゃんと理由があったのに驚いた。