とある科学の超電磁砲 第1話

 初春と書いてういはるとよむのか?。DQNネームじゃないだろうし。
 キャラの特徴紹介とばかりに、初回に事件をいきなり持ってくるのはある意味定石なんだが、さすがにバランスはとれていたかな。初春が学園一の能力者に会えるという期待をもっている様子とか、佐天もその人間関係におそるおそる巻き込まれていく様子なんてのは、さすが人と人とが出会ってお互いを高めあう予感ってのがあってワクワクした。友人ってくくりでいいのかわかんないけど、結局日常を楽しむとか有意義に過ごすとか、付き合う相手の格に大きく依存するんだよな。自分がそういう格の高い人間でありたいとは思うんだけど…。で、この物語もそういうのを抜きにしちゃったら途端に面白みが無くなりそうな気はする。
 科学・魔術・超能力が渾然一体となっている世界観はよく考えてみるとおかしいわな。ただし、西洋中世の魔術だって、それによって病気が治ったりして社会的になんらかの機能を果たすのなら、それらしい理屈さえつけば即ち科学と変わりがないわけだ。ただし、この作品ではそういった技術とか論理的だとかというのを抜きにして、人間性を語るのにファッションとして都合よく利用しているようにも見える(いや、アニメというフィクションど真ん中の手法を使っているところからしてもう既にそういうありかたではあるんだが)ので、あんまりツッコんでもなという気はする。
 OPは懐かしいユーロビート風?。いや、クラシカルな曲も好きなんですが、ユーロビートのシンセ和音の高鳴る様とか結構好きなんですよ。初回だからか画も動く動く。ただ、お話はどうなのかな?。ただのスピンオフもので、番外編という扱いならば、大きな物語がないかもしれず、それはそれで何を語ってくれるのか、そういうものがあるのかどうか心配というか期待というか。一応感想をおっかけで書いてみるつもりだが、すごい書きにくそうではある。