いまだにこんなことを言っている人がまだいるんだねぇ。

 学生は教授の研究のために授業料を払っているわけではない - 諏訪耕平の研究メモ 魚拓
 こんな甘えたことを大学外の人間が言うのかと思ったら、よりにもよって大学の学長が言ったらしい。というか学長が大学の先生に言うのだから、あからさまなパワハラだろう。
 大坪壇 魚拓

東京都出身。1953年に東京大学経済学部を卒業し、アメリカ合衆国に渡る。
1957年にカリフォルニア大学ロサンゼルス校経営学大学院にてMBAを取得する。
ハーバード大学ノースカロライナ大学にて客員研究員を務める。
帰国後、タイヤメーカーのブリヂストンに入社し、経営情報部部長、宣伝部長、米国法人経営責任者を務める。
その後、静岡県立大学経営情報学部教授となり、学部長などを務め、名誉教授称号を取得。
1998年より静岡産業大学に移り、国際情報学部教授、情報学部教授を経て学長に就任。

静岡新聞静岡放送グループ傘下のエスビーエス情報システム「地域情報化研究所」にて客員研究員も務める。
静岡空港地域振興検討協議会座長、静岡県行政改革会議副会長、静岡県成長力底上げ戦略推進円卓会議議長などの公的活動にも従事している。
本名での執筆活動に加え「千尾将」名義での執筆活動も行っており、著書は多数。
マーケティング論や時間管理など経営学関連の著書*1が多いが、ビジネスマン向けの自己啓発本や、自身の執筆体験に基づいた出版指南本も上梓している。

 経歴を洗ってみればなぁんだと思わせる内容。経済学者で、しかも合衆国留学組。自分は研究者としてではなく、企業で理系の成果を横取りして大学に箔をつけに来たってところか。そりゃ研究者はこんなのがトップだとやってられないだろうな。
 コメントにまともな意見が出揃っていてある意味ワロタ。

一方、学生のほうも一から十まで教えてもらうことだけを
期待している人の多いこと・・・。本当に今の大学は異常です。

教授に言われた事がある。
「私たちが教えられるのは、どうやって資料をあつめ、どのように考えるかというやり方です」
つまり「ノウハウ」であって、必ずしも知識を主体としてないということ。
原則から言えば(ちょと乱暴だけど)、「研究者」という意味では「教授」も「学生」も同じレベルに立てる。
「教えてもらう」というより、「自分が学ぶ」と言う方に重点を置くべきのような気がする。
それが気に入らないなら、義務教育でもないし遊びたければ遊べばいい。

この考え方には反対だなー。
研究をしてる「凄い」先生の横でコミュニケーションしながら色んな事を学んでいくのが大学。
授業っていうのはより大人数に対して出来るように拡張したものだから、授業のせいで教授の研究の足を引っ張ってしまうのは駄目だと思う。
教えてくれる人の事を無視して自分の事しか考えてない自分勝手な考え方な気がする。
大学って中学とか高校と違ってそもそも「教えてもらう」場所ではなく積極的に「学びに行く」ところなんだよね。

そもそも高校や予備校などと違い大学での学問は正解がないものばかりなので、学ぶ側のスタンスも変わる必要があるでしょう。

 

*1:ワンマン経営のすすめ S.39