RD 潜脳調査室 第21話「永遠」

 書記長をどう思うかは別にして、ロボットと恋に落ちるということを認められるかどうかがキモなんだろうな。
 ホロンが萌え描写ではないだけに、そこらへんのバランスを取っているんだろう。@川澄綾子も努めてナレーション口調だしな。無機体にプログラムされている人格と、有機体に学習されている人格と、どれほどの違いがあるのか?という突き詰めのような感じだ。エロゲ・ギャルゲなどのロボット少女が、主人公に都合のよいように恋愛プログラムを施されている場合には、純粋に「気持ち悪い」で済んでいたが、果たしてコレはどうなのか?。キャラ設定がリアルに似せられてはいるものゝ、やっぱアニオタ向けの作品なわけで、やっぱ一般人が見たら気持ち悪いで済んでしまうとは思うのだが。
 いや、そうはいってもかなりの数、需要はあると思うよ。旧来の家族観で言ったら、親はいくらロボットの気立てが良くっても反対するだろうけど。もう既に作品の中で結論が出ているかもしれないんだが、久島と波留を軸にリアルを重視している以上、やっぱソウタとホロンは破局させると思うんだよね。ソウタの歳が歳だけに若気の至りということにしてしまいそう。
 ただ、現代でもこれだけ非婚率が上がっていると、決してこういう例を否定できないんだよね〜。団塊世代熟年離婚とか話題になっていると特に。子はかすがいと言いながら、手が掛からなくなるとあっさり離婚だもんね。それなら、良くできたロボットの人格プログラムに手間暇かけるほうがよっぽど効率的・合理的じゃんか*1と。昔ならいざ知らず、男から見た女の価値はかなり下がっているし、もちろん逆もそう。ダンナロボットを女が選んでも何の不思議もないわな。
 メタルとか、ネットとか携帯端末とかに限らず、生活を便利にしている技術およびその産物全般を指しているのかね?。

*1:Windows Updateのように、反応のヴァラエティを増やすなどの修正プログラムを随時更新できるようにするならば、もう自分の手で作りこみすら行わなくて済む。正直大多数の人間がそれで十分なんじゃねぇの?。