スカイガールズ 第21話「共闘」

 ワームって、やっぱり通常兵器で倒せてしまえるんだ。あんま新兵器の投入って意味なくね?。
 というわけで、サブタイ通り武装親衛隊国防軍の共闘のおハナシ。ワームが身体を再構成する時に動きはのろくならないの?とか、オプションの動力はどうなってるの?とか、ツッコみどころは満載なんだけど、余分なガジェットを取り除いたら、登場人物が言っていたとおりアツい展開。共通の敵を持つことによって初めて理解が得られるって、そりゃ無能な政府が外敵を設定して愛国心を煽りたがるのも無理はないよなと。
 飛崎をツンデレと称するのは簡単なんだけど、いくらスカイガールズがヘッポコ小隊といえども実績はあるわけで、民間徴用という非正規雇用をガキ呼ばわりするってのも気分はあんまりよくないわな。旧軍のセクト主義っぽくて萎え。飛崎の動機もよくわかんない。口ではアツいと言いながら、適度に肩の力が抜けた冬后のほうが和む〜。
 しかし瑛花は冬后に悪感情を抱いていたっぽいな。そういやそんなこともあったなぁと。つーかもう冬后のあり方を理解していたものとばかり思っていたが。
 物語としては、よくよく考えればそうなんだろうけど、カニのはさみは二本あるという流れはなかなか。そこらへん七恵に真面目に説明させるなど、スタッフのミスリードがうまかったんだと思う。ハリウッド的といってしまえば味気ないんだが、ちゃんとエンターテインメントとして作ろうとしている態度はとても嬉しい。