スカイガールズ 第12話「さよなら追浜」

 戦艦の艦長ですら大佐なのに、ヘリ空母よりちょっと排水量が大きいぐらいの母艦に中将が艦長とは。
 よっぽど艦がないんだなと思うわけなんだが。いろんなところでエリーゼたんがいい娘っぽい感想が湧き出てたので、何事かと思って見てたんですが、やっぱ可憐担当回じゃないですか。どっかにもあったように、今更エリーゼとの確執→仲直りの展開なんて尺が許してくれないんでしょう。三人は追浜が短かったと言っていますが、視聴者としては2クールのうち半分を占拠しているわけであって、そんな感じはあまりしないと思う。
 なんつーか、Fahrenheit911を見た直後だから、安っぽい軍国主義への誘導モノと見えなくも無い。敵は非人間であるというのも戦争に抵抗が無いわな。性能がいいからといって金喰いの兵器は環境にマズいとか、効率を重視して環境問題につなげるのは思考的に今の自民党に繋がるような気がしないでもないが。でもまぁ、これは敵が出るからいいが、人間の生産的な活動にほとんど寄与しない兵器に莫大な金をかけるのは確かに馬鹿らしいんだよな。かけがえのないものを守るのも大切だが、守る以前にそのかけがえの無いものをあまりにも大切にして無いことないですか?今の日本はみたいな。瑛花はともかく、音羽と可憐のあり方はどう考えても今となっては失われた日本の美徳だわな。
 あからさまな反戦にもしにくいし、かといって美少女を乗っけて兵器礼讃ってのも品が無いんで、そこらへん救助活動やら絶対的悪(あとで覆されるかもしれないんだが)を用意するなど、よみ空とは比べ物にならないほどの苦労が必要なんだとは思う。