メモその2 んHKの大好きなイギリスの教育改革の結末

ユニセフによって発表されたのが"Child-Well-being Index(子供
の幸福度インデックス)"。世界の中でもリッチと言われる21カ国の子供の環境、
行動様式などから幸せ度をランク付けしたもので、イギリスは堂々の最下位であった。
アメリカはブービー賞の20位で、とうとう、イギリスで子供を育てる環境はアメリ
カより悪いということになってしまったようだ。ちなみに一番幸せな子供はオランダ。

 とはいっても、イギリス政府は、このユニセフの調査は一部2000年のデータを
拾っていて今ではだいぶ改善されたものが反映されていないと反論。たとえば200
5年の18歳以下の妊娠率は1998年と比較して11%減少。20年以来の低レベ
ルだというし、11歳から15歳の喫煙率も政府のターゲット通り10人に1人程度
に下がったと主張。それでも決して威張れるレベルではないのは確かだが。

 ともかく、カナビスなどのドラッグ服用率、週に泥酔する率、喧嘩にかかわる率、
片親に育てられている率など、ほとんどの項目で21カ国の平均以下(悪い)、もし
くは最悪という結果。一方、セックス経験者数はダントツ。避妊しなかったための予
定外の妊娠率も非常に高く、性病にかかる問題もクローズアップされている。先日の
テレビの特集番組では、性の相談所にひっきりなしにやってくる少年少女のドキュメ
ントを放送。性病をうつされたと「元カノ」に電話する少年の姿はなんともいえない
寂しさがあった。

 とかく欧州は個人の自由を尊重したゆとりある環境、ゆとりで子供たちの成長には
いい環境だと思われがちであるが、イギリスにおいては、まったく逆。

 とかく英国の教育改革を絶賛しているんHKは知ってていっているんだろうな。教員を叩いたほうがイメージがいいだろうし。もしくは政府に無理やり言わされているのかもしれないが。