落語天女おゆい 第1話「華のお江戸に天女舞う」

 こりゃ歌丸師匠も気恥ずかしいだろう?。
 申し訳ないんですが、見ているこちらが恥ずかしくなりました。江戸を舞台にした戦隊モノの部分は取っ払っちゃっても良かったんじゃないのか?と今の時点では思いました。しかしじゃぁ学園モノの部分は充分楽しめるの?と言われれば、かなり怪しい。唯が授業中罰を受ける場面はうまくできてましたけどね。ただ、唯達が江戸でどんな戦闘をするのかまだ見ていないので、その場面での含意を読み取ってみないことにはまだまだ判断は出来ません。
 OPはわりと好みのメロディー。それより動画部分の唯の表情の変化にゾクっとするものがありました。うーん。アニメならではの手間の掛けかただとは思うんだけど、この作品で注力すべき部分はそこではないだろう!と思うのはいけませんか。
 唯@後藤沙緒里は絵に声を当てるのはあっていると思います。ローゼンキャラと雰囲気が全然違うのでEDスタッフロールでびっくり。沢城みゆきは違和感がありませんでしたが。堀内賢雄の高座は全然落語らしくなかったんですが、かといってダメなのかといえばそうではありませんでした。間のとり方も適切だったし、低い声質ではっきりと話を聞かせる語り口はむしろ「あたらしい趣向」といった印象を受けます。ここはさすがベテラン声優といったところか。歌丸師匠がいくら落語での名人とはいえ、アニメの声当てでも語りの名調子を期待してしまったのは酷でしたか。あの画の動きに当てるのも相当照れがあったとは思うんですが。
 というわけで期待したほどには凄くなかったというか…。設定に無理があるような気がします。目指しているものには光るものがありそうなので、煮込み不足といったところか?。素材を上手く活かせば、それこそ全年齢層向けにターゲット層を広げることが出来るのに、全部狙って全部外しそうな雰囲気です。サンデーGXに連載されているって本当ですか?。