陰からマモル! 第1話「まもり続けて四百年」

 阿智太郎原作、視聴作品に入れているタクロアの藤本監督ということでチェックした作品。設定がマジカノよりいいと感じられるのは、ラノベといえども小説家が原作のためかな?。ドッコイダーでは楽しませてもらいましたので、今回の視聴作品にラブコメが多いのにもかかわらず、視聴作品に入れました。うーん。マジカノよりはいろいろ考えさせてくれる題材がありそう。
 設定がマシとは述べたのですが、陰守家の両親が両方とも忍びであることを考えると、主人公はゆうなとは結ばれない、もしくはかなりの障害が立ち塞がっているという縛りがあるということでOK?。愛里もツンデレでどうも主人公に絶大な気があるようだけど、同じ理由でダメってことかな?。こうなると陰守家存続のために、主人公には許婚が用意されているはずですが、次回の巫女装束がそうなのかはちょっとわかんないですね。
 これも原作未読のため推測で述べるしかないのですが、どうも製作者は映像化に苦労しているように感じます。クラス発表のときに主人公とゆうなの表記を不自然さをおして強調しているにもかかわらず、ゆうながトイレの男女を間違っていたという場面ではむしろ男子トイレであるという強調が足りないと感じました。風呂上りのゆうなの最後の質問に、主人公が知っててトボける場面はうまかったんですけどね。多分小説ではシチュエーションの絶妙さや会話での心理表現を旨としていると思われ、アニメ化には意味があるんだけど、それほど緻密な映像化に重点を置く必要もないんでしょうね。
 裏方に対する応援歌的雰囲気が感じられて、ちょっと前向きに視聴しようかと思っています。