宇宙よりも遠い場所 第1話

 ambitionは胸に秘すタイプじゃないんだ。
 友人がやたら褒めるので話のネタにチョイス。といっても自分は感想のローテーションの都合で視聴するので内容で盛り上がるのは一体いつのことになるのやら。ちなみにいちおう新番チェックでは挙げてなかったが、保存対象にはあげてた。
 昔自分が大学生の頃に中国に旅行したことを思い出した。いきつけのメシ屋で焚きつけられたのがきっかけだが、その後夏休みにバイトをして資金を溜め天安門事件の直後でいろいろ心配されたが半分冒険心で出発。学校をサボって断念したときの主人公の怖くなってというのは自分にはなかったが、とはいえ、不安なところはおそらく共通する気持ちだったんだろうなと。自分は一人旅だったから、今回の描写のように友人と盛り上がるってことはなかったんだけど、それでも旅行中は同好の士のような旅人とよく出会い、中国語がおぼつかなかった自分は良く助けてもらったから、そのときのこともぼんやり思い出してた。
 なんか未知なる物への憧れや、それに挑戦することで何か変わるのではないかという期待ってのが伝わってくるようで、そのへんの若さの表現は上記の通りしみじみとする部分があってこれはなかなかにして思い入れを持ってしまったという次第。