許された…。

 と思うしかないE7クリア。止めを刺すのがBismarckというのが因縁深い。総出撃数83回目にしてようやっと旗艦撃沈。下ごしらえも含めてだから、敵がゲージ破壊編成に切り替わってからすくなくとも50出撃はしてるはず。


 いろいろ編成を試しもしたのだが、結局クリアにつながったのは途中から人気の出た空母五隻編成。第二艦隊に軽空母を入れ制空担当にし、第一艦隊の空母群は艦攻ガン積みで開幕・砲撃戦とも火力を上げるというもの。これだと主役は第一艦隊だから第二艦隊は添え物に近いということで、先制対潜艦を三隻にした。この編成で二回目にクリアだったのだが、正直一回目の出撃でボス前で大破撤退したから、その時点でこの編成では無理だと思ってほかに切り替えようと思っていたぐらいだ。まぁともかく編成は次のとおり。


 攻略艦隊 支援艦隊


 基地航空隊は、二戦攻攻/二戦攻攻/攻攻攻攻をボスマス集中。


 個人的にはなんでこの編成でうまくいくのかちょっと納得いかない。それはひとえに空母の一番搭載機数の少ないスロットにも攻撃機を入れるためで、このクリア時でも確かに全滅してる。全スロでたった一機残っていれば、ほかのスロットのステータスは消えずに加算されたまゝだというが、全滅したのでは開幕空襲での威力は減じてしまう。が、試すだけ試して、数回やってだめならスグに切り替えようと思っていた、その自分でも疑問満載のこの構成でクリアしたのだからなんとも不思議なところ。
 さて、どうあっても運でしかなく、自分でも納得いかないクリアではあるのだが、それでも攻略中に感じたことをちょっといくつか述べてみる。


  • 潜水艦マス対策

 対潜艦を三隻用意すると、かなりの確率で敵の雷撃を一本にすることが可能。対潜艦を0〜2隻にしてたときはここでの大破撤退、損傷からの以降の道中マスでの大破につながるので、こゝでの対策は重要だと感じた。但し、対潜艦を三隻用意したというだけでは実は閉幕雷撃を防ぐ確率が減じてしまう。そこで効果的な対策は雷巡の採用。ゲージ破壊編成攻略初期のころは、自分は雷巡は打たれ弱いと思って、戦艦・重巡を優先的に入れてた。そうなると砲撃戦での対潜攻撃が対潜艦のみになってしまう。
 対潜攻撃ができる艦が三隻のみだと、先制雷撃で随伴三隻を潰し、無傷旗艦の雷撃が飛んでくる。これは避けようがない。が、その後の砲撃戦で先制雷撃艦の三回の攻撃では旗艦を中破に追い込むことが困難で、閉幕雷撃が飛んでくることが多かった。
 それが雷巡を付け加えると、砲撃戦時に対潜攻撃に加わってくれる。しかも中射程なので早めに攻撃してくれるために、割合ダメーヂで削る敵旗艦のHP量がそこそこ馬鹿にならない。その次に先制対潜艦の攻撃があとから付け加わって、その三回の攻撃のうち、一回でもクリティカルが出れば大抵中破に追い込める。自分の場合、このおかげで、随伴が掃除できた後の開幕が一本のときはこのマスの突破率が格段に上がった。


  • 女神進撃は罠

 こちらが大破させられたとき、女神を乗せていれば復活期待で進撃することが可能だが、自分も最初の頃はそれを期待していた。しかしこれも運の要素が大きい。大破させられたまゝ敵の攻撃が来ず、ボスマスでは戦力として寄与しないまゝ戦闘が終わることも多かった。
 実は夜戦時、女神カウンターなる事象も起こったのだが、復活した艦がボスを狙わなかったり、狙っても二桁ダメーヂで意味ないということもあって、途中からこれはいくら女神があっても足りないぞと思うようになった。
 そこで気付いたのが、ボス戦時に戦闘に寄与しない艦にのみ要員を乗せるということ。ボス戦に寄与する大火力艦が大破したときは素直に撤退するということだ。この方法に切り替えてから要員を一つも消費しなかったが、それは多分に運であってまぁそのへんはどうもすっきりしないところではある。とにかく、今回は大型艦が大破し女神進撃を行っても戦闘には寄与しない場合が多いから割と無駄という印象を受けた。戦闘中に復活しても、戦艦入り一巡目ではターン開始時に攻撃順が決定されており、その順が過ぎていれば復活しても攻撃を割り込ませてくれないらしい。二巡目攻撃でも同じで、攻撃順が過ぎ去っていれば復活しても攻撃させてくれない。結局女神進撃の一番確率の高い効果的な展開は、道中で大破し、道中で復活して戦力化することであって、この期待値もなかなか高くはない。

  • 速吸起用も罠

 但しこれは個人差があるだろう。自分の場合、速吸入りで洋上補給二個を消費して、T字有利や同航でも削り時のように空母・戦艦が三桁ダメーヂを与えてはくれなかったので、無駄に洋上補給を消費したゞけだった。燃料も補給してくれるはずで回避も改善しているはずだが、自分の場合は実感できなかった。クリア時編成で速吸入りを良く見かけるので、おそらく自分の場合は良い運の巡りあわせではなかったというのが実情だとは思う。


 変な話だが、E6攻略が終わって、自分が感じたのが「今回のイヴェのテーマは、“道中対策をしっかりしろ”ということなんだろうな」ということ。実際にそういう予感を頼りにしたからこそ、E7のゲージ削り編成ではまづ先制対潜艦を二隻でやり、それで大破撤退が続出したのでスグに先制対潜艦を三つに増やして道中が安定した。
 しかし問題はゲージ破壊編成では、道中安定を重視してもボスマスで敵が大幅に増強されているだけでなく、旗艦の防御力が上がっており、打撃力をUPさせなければクリアは困難だということ。今回は水上打撃部隊だと寄り道をさせられるので、どう考えても運営は機動部隊で攻略しろと言ってるわけで、ならば空母の打撃力を上げるにはどうしたらよいのか、というのがプレーヤーに対しての課題だったのだろう。
 それに対するプレーヤー側の一つの答えが、特に潜水マスに対して道中突破率を無視してとにかく第二艦隊の打撃力を増して夜戦で決着をつけるというものであって、道中突破率を上げるために女神を必要とするというものが結構多かったように思う。そしてそれでも実は女神は使いませんでしたという報告も多いのだが、結局それはほとんどがレヴェルキャップ外しをしているのであって、高Lvによる高回避が功を奏しているわけだ。そういった意味で重課金者に易しいマップだったということだろうと思う。演習をしていると実感するのだが、演習は相手側のステータスが★一つ分下げられて、プレーヤー側に有利になってはいるのだが、例えば相手の艦のLvが150だとかになると、かなり攻撃が通りにくいということだ。火力や防御などのステータスは変わってないというか、下げられているのだから、これは攻撃が当らない、クリティカルが出にくいなどの効果があるということであり、それが回避というステータスの効果なんだろうと思う。だから、レヴェルキャップ外しも躊躇なく行い、レヴェリングも入念に行っているプレーヤーほど、今回は良イヴェだったという感想が多いんだろうと思う。個人的には甲をクリアできはしたが、とても今回が良イヴェだったとは未だに思えないので、なんというか、課金に慣れたプレーヤーはだからこそ問題に気付けないんだろうなという気はした。今回のイヴェは前回のエントリーでも述べたとおり、やはり問題だらけという実感は変わらないが、とはいえ、このエントリーは愚痴をいう場にはしないので、このへんに留めておく。