覚醒をひっぱったと思ったら。
鳩子がなぜ行方不明になったのかという妄想話を延々とする話。まぁいちおうこの作品世界だとその妄想話も異能を説明するためのもう一つのリアリティだってことなんだろうけど、この話を後々するんだろうか？。最后主人公があらためて鳩子にしようとする話がプロポーズになりそうなのを阻止ってのがラノベライクというか。
でも考えてみたら、中二病を患ってる層がこの作品を視聴して、この作品世界に共感するか？と言われたら、おそらくしないだろうし、原作者も共感させようと思ってはいないだろう。そのへんシリアスにもギャグにも中途半端になれないところが惜しいというか、まさかそれを狙ってるとも思われないしで、なんか微妙な。好きな相手に素直になれないが故に中二病ライクな対応をするという滑稽さと甘酸っぱさを楽しむのが本筋だと思っているので、だからといってすべてをコメディに還元するとやはりどっかで見たような話の焼き直しになってしまうし、そのへんシリアス成分をスパイスとして持ってきたんだろうけど、その辺が刺さる範囲はかなり狭そうな気はする。でも自分のその読みが当たっているのだとしたら、その冒険の部分は実は評価したいというかなんというか。
