異能バトルは日常系のなかで 第1話

 生徒会長も中二病
 うーん、ラノベ原作のさらにライトなファンタジー系作品は自分の中では時間の無駄みたいな流れにあるんだけど、基本難しいことを考えずともぬるさを楽しめることから、息抜きとして選んでみた。初めっからヒロインが揃っているあたり、こりゃお手軽だなと思わなくもないが、そんなものかという。中二病を扱った作品は前にも視聴してるんだけど、やはり主人公は何のかんのいって思いやりがあるという設定もフォーマット通り。
 しかし原作者にしたって、自分の妄想が具現化したら楽しいだろうという提案をまさか本当に信じてこういう作品を書いているわけでもないだろうから、そのへんよな。編集者に言われて読者が喜びそうな設定を取り入れるってのはあるだろうけど、その編集者にしたって別に妄想具現化自体は単なる商材としてしか考えてなかろうから、そのへんの作品の持つメッセージ性という大それたものでなくとも、一体なにを示したいんだろぐらいのことは念頭に置いておくべきかも。主人公がみてくればかりの何の役にも立たない異能を持たせているあたり、ドラえもんあたりに近いメッセージかなと思わなくもないが。