公安狙いがたんなる恨み憎しみでないのがミソ。
人質や公安のストレスをあげて執行対象にするというのが面白い。それを公安が躊躇無く殺害するのがまたね。役人とか、基本命令であればむしろ進んで仲間の背中を撃つのが特性だから、これはかなりエグい現実を活写しているとしか。役人とか官僚とかキャリアパスになってしまったら、もう公的とはいえないんだろうとは思うんだけど。
しかしなんだな、シビュラシステムで、ストレスを抑制してるんだったら反抗心など生まれようもないはずなんだけど、これだけ問題になってる様子からだと、もう問題ありまくりのシステムなんだろうなと思うしかないワナ。いやまぁ前期からこの作品はディストピアを描いたものというのはわかってはいるんだけど。そしてこれは近い将来の日本ですらなく、むしろ現代日本のあり方そのものではあるんだよねぇ。
