エスカ&ロジーのアトリエ 第2話

 今朝届いたという大掛かりな錬成器とやらが、出勤前に据付完了までしている件について。
 エスカのいゝ人っぷりにウソ臭いものを感じずにはいられないんだけど、この前向きな姿にヤられてしまう。水が不足している村に気球を使って届けるという、いかにも効率も頭も悪そうなプランよりは、浄化(装置)を考えつくという示唆になんとも感慨深いものを感じる。新キャラにお役人と言わせているから、おそらくネガティヴではないだろうけど、行政批判があって、エスカはむしろ理想的な役人のあり方を示しているのでは?と思ってしまった。職場もゆるいようで、各人の特性を生かしたマネジメントを行っているようだし、いやもうなんかね。表面に描かれていることは陳腐と感じることも多いんだけど、逆にその分メッセージ性が高く、自分的にはむしろ好感触。
 舞台が砂漠地方なんだけど、これ、どう考えても不景気な日本のメタファーだろううね。アトリエシリーズの初期はおそらくそういう背景に何か込めるってことはあまり考えずに、ゲームプラットホームでどういう面白そうなことができるか?っていう実験的作品だったと思うんだけど(アイテム要素に絞ったRPGのスピンアウトゝでもいったらよいか)、新しくなるにつれ、ドラマ要素や背景に何か込めるという部分が多くなってきたのかな?。童話にこそえげつない現実やそれを乗り越えるための叡智の大事さについて語られていることもあるので、実は結構楽しみになってきている。