翠星のガルガンティア 第5話

 レドの仕事探しと歓迎会。
 レドが学校のお勉強だけができるエリートのメタファーであると考えると、やたら3Kしかない社会での就職活動って感じで、ある意味日本などの先進国の状況を示唆してんのかな?と思わなくも無い。船団が離合集散してるんなら雇用はある程度流動化してそうだが、そんな機会がそんなにあるとも思われず、となれば職業は割と硬直化してそうなんだけどな。まぁそうはいってもレドは用心棒って仕事を仰せつかってると思うので、あんま気に病む必要もないと思うんだが。
 水が貴重な割には効率の悪そうな散水方法だとか、船団上で本当に自活できるだけの農業ができるのか不明だが、そのへん描かれているもので上手く回っていると強引に理解すると、この物語の世界観は結構明らかになってきたような感じがする。いやまぁもう船団の上で生活する以上、生活圏はキツキツだし、資源も有限だから、あの社会で成長経済なんて無理なんだよな。となれば、あの船団は無資源国といってよい日本のメタファーであることはまづ間違いなく、ありうべき均衡経済の姿を現しているのかもしれないと考えてみる。