ローゼンメイデン 第11話

 ゆっくりしてってね。
 ジュン(大学生)が謎空間から抜け出るまでのお話。時間が切れ、真紅がジュン(大学生)の世界から消え、おそらくジュン(中学生)の世界に戻るってことになるらしい。ジュン(大学生)の願ったことが元通りになることであるらしく、いや、それは結局のところ何も願っていないのと等価なんじゃないかとも思えるが、確かにいろいろな選択肢のうちの一つではある。Let it be?。
 あと2話なんだが、ジュン(大学生)も元の世界に戻るらしく、いや、どうなるんだろうな?。自分の人形、そうでないだのといった論争は今一わかりづらいが、そもそもキット形式のものを純粋なお手製というのもなんだかなぁで。やっぱ粘土でなりで作るのが本当の自分で作った人形なんじゃないかと。
 しかし、この世のもので、本当に自分だけで何かを生み出すってのは不可能であって、材料にしても知識にしてもそれまであったものを学習す(パク)ることで成り立っているわけで、どこからどこまでを自分の、他人のと分けるってのはもう不可分っていうのか、無理。そういうものの総称が文化なり社会なりの単語で表されるのではないか。結局人間は既にあるものを自分でやりくりして生きていくしかないわけで、レールに敷かれた人生もまたその人の人生なんだろうねと冷めた目で見てしまう…。いや、本当の自分ってなんだろ?。何かゝらの借り物でない自分って本当にあるのかね?。