フリージング ヴァイブレーション 第5話

 メイブリー家、潰される。
 うーん、やはり世の無常を感じさせてくれる展開か。切ないのぅ。現在の日本でも、安倍家というか岸家のようなノブレス・オブリージュとはかけ離れた成り上がりモノが周囲を寄せ集めて好き勝手やってるからなぁ。まぁ前回触れたとおり、韓国の物の見方もそう変わりがないっていうか、日本の現状をよく見据えているというか、というより韓国自体もそうなのかもしれんわな。政官財でタッグを組んで、大量生産と金融資本を牛耳り、それをモラル無しに合法化するというトライアングルで、いくら名家が憤って正しい行動を示したとしても、カネをいくらでも刷って原資にできる金融資本家には財の根源を押さえられてなんともならないというか。ブリジット家はメイブリー家より複雑というか、おそらくサテライザーの意志には沿ってもらえそうにないというか、しかし、物語上なにやっても無駄というものではなく、おそらくなんらかの提示をしてくると思うんで、そのへんリアリティ抜きに期待したい。
 なんだかんだいって、それなりに惹きつけるものがあるな。昔ながらのスタイルを踏襲しながら、綱渡りができているというか。新奇さはないんだけど、昔からある問題なんで、この場合新奇さはないほうがありがたい。