俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 第10話

 おばさん、フェイクだと見破るぐらいだったら、真涼がそれに物足りなさを感じていることもわかってそうだがな。
 しかし、えーくんも4人の女の子からさすがに好意を持たれていることは気がついているらしい。で、やってることがどう見ても八方美人でしかないんだよな。えーくんが誰かを好きであると言っているわけではないので、まだ事態は深刻というほどでもないんだけど、傍から見てると二股三股四つ股と見えるだろう。まぁ千和にたいしてはなんか好意を示しているような素振りだったしな。まぁどう考えても修羅場だろう。
 とはいえ、自分がえーくんの立場だったらどうしてたか?、誰とも付き合わないか、それとも一人だけ決めて残りはお断りするかと考えてみると、誰とも付き合わないという態度は、あの女の子たちのアタックの様子から許されないだろうし、一人だけ決めても、残りの三人の嫉妬というか恨みを引き摺りそうなんで、なるほどある程度は女の子達の気持ちに答えとかなきゃならないのか…などゝ考えたりする。
 この作品のオモロイところは、女の子たちが魅力的過ぎて絞れないように作っていることなんだよね。もちろん欠点も併せ持っているんだけど、そのバランスがよいというか、一人を魅力的に描いてそれが本妻か?と思わせて、他のキャラを魅力的に描いて目移りさせるというか。でもまぁハーレムという状況がまづファンタジーではあるよな。で、この非現実性がようやく自分の中にも湧き起こってきましたよ。今話はどうやら原作者が脚本を書いたらしく、そのへん原作の込められたメッセージが誤解の無いように示されているんだろうなと。