やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 第3話

 何で材木座がちょこまかと顔を出してるんだろ。
 今回の依頼人は女っぽい男。三浦が昼休み遊びたいからといってテニス部の練習そっちのけでコートを使おうとするんだけど、それを奉仕部が阻止するって話。三浦がまた悪役に徹しているんだけど、テニスで実力があるのになんで部活動をやってないんだろ?というのもあるし、別に戸塚しか練習しないんだったらテニス部は一面だけ使えればよいのでは?とも思ったり。葉山がスクールカーストの上位に位置しているわりには、結構誰にでも気を遣えるナイスガイっぽくて、彼に対してはわざわざ突っかゝらなくてもうまくやっていけるのでは?とも思った。でもまぁそれじゃぁ対立にならないから物語にはならんワナ。比企谷*1も雪ノ下も口は悪いが自分からトラブルを作るタイプじゃなし、結局のところトラブルメーカーなのは三浦っていう構造になっちゃってるな。葉山はむしろ三浦を安定させるための犠牲者になっているのが気の毒。そりゃまぁ比企谷が勝っても葉山に喝采が行くのは当然だワナ。
 しかし、そう考えてみても、じゃぁ比企谷雪ノ下が非難されるべきか?と言われたら、そんなことは全然ないわけで、余計な軋轢を発生させている三浦の存在が問題ではあるんだよね。こゝでつきものゝ、学校というか教師サイドに問題があるかと言えば、それもないし、三浦をイラつかせている原因があるかと言えば、今のところそれも見当たらない。まぁユルい学校のようだからやはり学校として抑え切れてないんだろうけどね。でもどちらかと言えば、第1話第2話の始まりで比企谷が作文で書いていたように、人間の本性みたいなところが問題になっているんだろうね。
 しかし、アレだな。比企谷が試合の途中で土下座しようとしてたのは、こちらも引きつった。彼があゝするようになってしまった経緯を慮ると、やっぱ彼自身に問題があるというよりは、そうなってしまうような環境に思いが至らざるを得ないんだよね。まぁ前回の由比ヶ浜と三浦の一対一での会話シーンの寸前で、教室にいた連中が全員教室を出るって描写があったから、それをもっと本気で受け取るべきだったんだろうね。となると、三浦も三浦だけど、そういう状況をどうすることもできない学校側ってのにも責任があるような気がしないでもない。いや、責任があるといってもなんとかなるかもしれないし、どうしようもないかもしれなくて、そこらへんの状況がわかんないからね。というより、学校も手出しできないほど酷いと読み取れってことなんだろうけど。
 相変わらず比企谷や雪ノ下の友達欲しいオーラは凄いな。あと、現段階でどのキャラも自分で友達がいないことを自虐ギャグにはするが、相手に対して友達がいないと貶めることはしないのな。案外三浦あたりもそのへん過去になんかあるのかもね。
 というわけで、前回の由比ヶ浜パートって結構深刻だったんだということで、まだまだ状況説明は続くのかもしれないね。そうそう、鎌倉幕府に関係のあるキャラクターのネーミングかと思ったら、どうやらそんなことではなく、単純に神奈川県の地名を引っ張ってるだけみたい。

*1:おかしい!。ひきがやでは変換されないのにひきたにでは一発で変換されちゃうよ。